オーバートレーニングしないように考えていても「ロングライドをして翌日疲労を感じた」もしくは「レース前なのでCTLは低下させずにTSBだけ改善させたい」
などそういう時に行うのが”疲労抜き”です。
疲労とは
疲労は主に2つあって、
- フィジカル的疲労:筋肉内に乳酸が蓄積されてアシドーシス(体内が酸性に傾く状態)になり代謝運動が低下する
- メンタル的疲労:強い陽射し、プライベートなイベント(学校•仕事などによるイベント)などによって強い緊張、不安を覚えることで疲労を感じる
どちらも同じような疲労なんですが対処法が違ってきます。
フィジカル的疲労への対処法
練習によって産生された乳酸が原因になるのでこの乳酸を筋肉外に排出することが大切です。乳酸が絶対悪という訳ではない。(近年の研究でリン酸の蓄積、筋グリコーゲンの減少など色々あるので)ここでは簡略しますが筋肉周囲の血流が停滞することで循環血液量が減少、結果としてエネルギー代謝の老廃物が筋肉内に残り疲労として出てくると考えるとなんとなく理解できます。
低下している循環血液量は低強度&高ケイデンスでペダリングで改善できます。また、自転車以外の競技をリカバリーとして取り入れることも大事です。クロストレーニングと言い、怪我予防にもつながります。
メンタル的疲労への対処法
フィジカル的疲労とは異なり、メンタル的なトラブルによるものなので”日にち薬”なところが多いです…。選手にとって精神的緊張、不安を和らげる方法は多種多様なはず。自分でも程度や気分によってサウナ、美味しい食事、飲酒、ウォーキングなどが具体例です。メンタル的なものなので疲労度が数値化できないので調子がいい時のメンタルと比較して現在どうなのか比較分析かけてます。