ペイアンの練習日誌

個人的な練習日誌

KOMATSU鉄人レース 鉄人の部(途中棄権)

まずは自分の事をケアしていただいた関係スタッフ、小松市民病院の救命センター、救命士の方にこの場を借りてになりますがありがとうございました。おかげさまで生きて愛知に帰ることが出来ました。

 

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そもそもKOMATSU鉄人レースは結構昔から開催されていて昭和、平成、そして令和と歴史ある大会で鉄人の部はバイク60㎞、登山10㎞、ランニング20㎞のトータル90㎞のレース。バイクコースはこんな感じでまぁまぁ上ります。そこまでキツイ坂じゃないんですけどその後に登山とランがあると思うとみてるだけで吐き気がwww

あっ、バイクの合間に登山をします。

でその登山はこんな感じ。(ロギングを切り忘れて一部バイクコース入ってます。)

自分的には伊吹山のトレランをイメージしてたんですけどがっつりガレ場があったり、ほぼ垂直みたいな崖を下ったり、トレランが苦手な自分にはかなり応えました汗

 特にきつかったのが最初の7㎞の上りよりラスト2㎞の下りですね。。。何回もこけそうになりました。下るたびにハムストリングの裏側が悲鳴上げました。。あーやべぇぇと思いつつこんなとこでやめたら何の価値もねぇ!と奮い立ててひたすら下りました。

20㎞のバイク中に心拍数下がって最後の20㎞ランに体力残そうという魂胆でいましたが・・・

あれれ朝の天気予報では一日中曇りと聞いてましたが・・・

登山ではがっつり雨に降られて今度はがっつり晴れますか。これは何かの懲罰刑ですか!と思いましたね。結局心拍数はほぼ登山で195まで上げて下げれて180でしたね。バイクをとりあえずかけてヘルメットを取ってしばらく休憩したら20㎞気合で走れるかと思いましたが思うように体が動かない。そして呼吸が浅くて酸素取り込みが出来ない。というか息してるのに苦しい・・・この状況。。。熱中症かと。(ここら辺の判断はこういう時、看護師やっていてよかったと思いますw)で自分には二つの選択肢がこのメイン会場で棄権をして熱中症治療を受ける。もう一つがもしかしたら途中で倒れ意識消失するかもしれないけど最後のランをやる。ほんとにどっちかでしたね。マーシャラーにもそこは自分で決めてと言われました。僕の本心はこんなシーズン初めから棄権という一番悔しい思いはしたくないから気合で走りたい!でも体が動かない。5分悩みました。。今思えば20㎞走れるか不安でしたね。

そして出した結論が戦略的撤退。棄権です。マーシャラーに×印を示して棄権をしますという意思表示の元、アンクルバンドとゼッケンを取ってもらいました。そしてせめてDNFになるんだったらバイクタイムだけでも残そうと思って、バイクトランジットエリアから100mほぼ歩く形でラップを刻み、すぐリタイアのためコース離脱しました。

離脱した瞬間から悔しい思いと同時に症状悪化して吐き気と更に過呼吸が来て両足の攣り、筋痙攣ともう教科書通りの熱中症の典型的症状が来ました。

大会運営がドクターをボランティアとして置いてくれたおかげですぐトリアージして経口摂取だけじゃ改善が見込めなかったので救急搬送されることに・・・

いやはや久しぶりに救急車乗りました。救命士の方に過呼吸気味で酸素取り込みが出来てない旨を伝えて酸素吸入させてもらったり、嘔気があるので回復体位を取りたいことを伝えたりする急病人ってのもなんだかあれですけど・・・

今思うとめちゃ恥ずかしい。

体液維持液1L近く急速投与してもらうことで2時間程度で自分で動けないレベルから一人で直立歩行できるまで回復。。人間って凄い・・・。心拍数は1時間程度110から下がらなかったので相当キツメの熱中症だったんだと棄権してよかったと思います。ちなみに20㎞ランで心肺停止になった選手がいたらしく同じく搬送されてました・・・危うく自分もなり掛けるところでした。()

一応予定では本日、9月29日で”ヒト”を卒業するつもりだったんですけど神様が「若造よ、おぬしにはまだ早い」突き返されました。

さてさて気持ちを切り替えて今度はフルマラソン。そう、東北復興マラソンです。宮城県遠征です!とりあえず目指すところは3時間ですね。3時間で走るためにはひたすらロング走をやるしかないと思ってます。明日は乳酸抜き程度になりますが気合入れ直して走り込みします。ただ追い込み過ぎて疲労をため込まないように適度に休息入れます・・・w